お知らせ -
久保田牧場さんでの職場体験初日レポート
11/7(水)
今日から久保田牧場さんに、
先日、久保田さんが食育講演をした益富中学校から、
職場体験で2年生の男子1名(以下Kくん)が来ています。
今回も模様をレポートをしていきます。
牧場の朝は早い!
初日は牛に慣れること、2日目は仕事を考えながら進めること、
3日目最終日は牛の顔(様子)を見ながらエサがやれることを目標に、
Kくんの3日間がスタートしました。
牧場の朝は早い!
朝5時半に牧場に入ったKくん、
初日からさっそく牛たちの世話が始まります。
牛舎の掃除から始まり、牛たちの朝ごはん、
糞の始末、子牛のご飯(ミルクを飲ませます)、
乳搾りと、仕事はたっぷりあります。
朝ごはんといっても、その量ハンパじゃありません。
現在牧場には60頭の肉、乳牛がいますが、
1日に牛たちが食べる干草の量は約900kg!!
一束25kgくらいある干草を3、4個手押し車に乗せて運び、
ほぐして牛たちに順番に与えていきます。
なれない手つきで干草をほぐすKくん、
お腹がすいて待ちきれずに鳴く牛もいます。
久保田さん、よく動きます。
久保田さんは最初に簡単にそれぞれの仕事の説明をすると、あとはKくん任せです。
でも、つきっきりでなくてもちゃんとKくんの言動を感じ、見ています。
牛舎の反対側からアドバイスを送ったり、
途中でチラッと様子を確認してサポートしたり、
だまって手本を見せたりと、師匠かっこいいです。
(それにしても、久保田さんよく動きます。時計を見ながら時間との勝負)
食の安全を守っている耳標
初日、Kくんには、
ミルクをあげた子牛の耳に耳標を付ける、
大切な仕事が用意されていました。
耳標は牛の個体識別番号です。
牛乳や、牛肉を口にする、
私たちの食の安全を守るために作られた制度です。
大きなペンチのような
耳標をつける道具で付けるのですが、
生きている子牛の耳に穴を開けて取り付けるのです。
両耳に付けるのですが、
牛は痛いので逃げようとします。
子牛を押さえた久保田さんから
「迷わずやれ。」と声が飛びます。
無事に両耳に耳評をつけることができたKくん。
「朝一番からきつい仕事だったな。」と
久保田さんから声をかけられると、複雑な表情。
貴重な体験ができたのではないでしょうか。
この3日間、学校では学べない、
食について命と向き合う生の体験から、
Kくんがどんなことを吸収してくれるか楽しみです。